何年も使っているパソコンの本体がとても熱くなり極端に動作が遅くなったり突然電源が落ちてしまったりすることはないだろうか。そのような場合の原因のひとつとして、パソコンの冷却部につまったほこりによりパソコンの冷却が妨げられていることが考えられる。

写真 パソコンの動作を遅くするほこり
最近、パソコンを分解して冷却部にたまったほこりを取り除いたところ、そのパソコンが見違えるように回復した。その作業の大まかな流れを写真入りで紹介しよう。
4年前に購入したノートパソコン(NEC LaVie LL750/B)の動きが非常に遅くなり困っていた。起動した直後は問題なく動くが、1時間ほど使うと本体部分が非常に熱くなり、動作しなくなるのだ。使用OSはWindows XP、メモリは756 MB、CPUは1.3 GHzと、決して悪い性能でもない。買った当初は問題なく動き、2年前あたりから不具合が出てきた。
解決法を探していたところ、パソコンの冷却ファンの部分にたまったほこりを取り除くと良いということがわかった。そこで、自分でパソコンの裏蓋を開けて冷却部の掃除をしてみた。素人がパソコンの分解をするのはあまり良くないので、メーカーあるいはパソコンショップに頼むことも考えた。しかし費用がかかる上に修理に出して元通りになるかどうかはわからないので、壊れても仕方ないと覚悟をして分解をしてみることにした。
パソコンの分解方法、構造などはメーカーごと違うと思うのでここでは具体的な手順については省略するが、ここではNEC LaVie LL750/BDを例にして掃除した様子を大まかに紹介しよう。
まずはパソコンの底の面とモニター部分のねじをすべて取り外し、本体からモニターをはずした。(写真1)

写真1
次に電源ボタン、キーボード、タッチパッドなどのあるカバーをはずした。(写真2)

写真2
キーボードの下にあるカバーをさらにはずした。(写真3)

写真3
写真3の中央部にある黒色のカバーとファンのある部分が冷却部だ。その右隣には内蔵ハードディスクが見える。このパソコンの場合は本体裏面に空気の出入り口があり、冷却ファンとその部分がつながっている。さらに冷却部のカバーをはずした。すると空気の出入り口にほこりがたまってふさがっているのが見えた。(写真4)

写真4
このほこりを掃除機で吸い取って取り除いたところ、見違えるようにパソコンの動作が回復した。今までは起動後30分から徐々に動作が遅くなり、1時間後には風呂の湯と同じぐらいに熱くなりパソコンがフリーズしていた。分解掃除後は2、3時間連続でパソコンを起動していてもぜんぜん動作が遅くならない。パソコンの冷却がパソコンの正常な動作にとても重要であることを感じた。
パソコンを自分で分解する場合はある程度リスクを負う。今回、分解後にパソコンのタッチパッド(ノートパソコンのキーボード手前にあるマウスの代わりの動きをする部分)が使えなくなってしまった。幸いこのパソコンは常に机の上に置き常にマウスをつないで使っているので支障はなかったが、万一キーボード、電源ボタン、モニターなどの配線を傷つけてしまったら致命的だ。もし自身でパソコンを分解するのであれば十分注意されたい。専門家に任せるのも良いだろう。